◆ 当院はオステオパシーの理論と技術を中心としていますが、オステオパシーと非常に相性のいい【中国医学】の考え方も取り入れております。
それでは、中国医学の理論を踏まえた【中国整体(推拿・トゥイナー】とはどんなものかご説明いたします。
【中国整体(推拿・トゥイナー)】とは･･･
いわゆる【ツボ】を刺激したり【経絡】の流れをよくすることで、身体のバランスを整え、 【自然治癒力】を高める伝統医学です。
【ツボ】は、正式には、【経穴(けいけつ)】といいます。
【経穴】は点在してあるように思いますが、それらは全て【経絡(けいらく)】というライン上にあるのです。
【経絡】は全部で１４本あり、全身にネットワークを形成して、【気】や【血液】・【リンパ】などを全身に運んでいます。
このネットワークが乱れると人間は体調を崩したり、病気にかかりやすくなります。
ネットワークの乱れは経絡上の経穴（ツボ）にあらわれます。
固いしこり（硬結）ができたり、押すと痛んだり（圧痛）します。
この乱れを元に戻すと、全身にエネルギーが滞りなくかつ過不足なく循環し、 【自然治癒力】 が働き出し、健康な状態を保てるのです。
また、中国医学は、どこか神秘的で特殊な世界に思われがちですが、２０００年以上の経験や統計に基づいて体系化されているので、とても理にかなっている部分がいっぱい詰まっています。
たとえば、胃の調子が悪い時に効果的とされる【足三里】というツボは、膝のお皿の下、スネの上部にあります。
胃が悪いとどうしても前かがみの姿勢になりますよね？
そんな姿勢がずっと続くと重心が前にかかり、スネの前の筋肉に負担がかかり、コッてくるのです。
そのコリが最も出やすいポイントが経験上、【足三里】というツボであるということなのです。
◆ どんな施術なの？
症状や触診により、問題を起こしている経絡を探します。
そして鋭敏な手の感覚で、その経絡上にしこり（硬結）や圧痛のあるツボを探します。
問題のあるツボを見つけたら、そのツボに適した強さで押圧を加え、反応がなくなるまで続けます。
また、経絡のラインに沿って、圧法や揉法・按法や推法などのテクニックで滞った流れをよくするような施術を行います。
施術中、カラダがあたたかくなったり、眠気に誘われたり、微細な電流のような流れを感じる方もいらっしゃいます。
また、前述した【足三里】のように、
調子の悪いところとかけ離れたツボの刺激で症状が改善されたりするので、不思議に感じる方も多いです。
そして、経絡は、例の「胃のツボである【足三里】」のように、
【肺経】・【大腸経】・【脾経】・【胃経】・【心経】・【小腸経】・【腎経】・【膀胱経】・【肝経】・【胆経】と、内臓との関連がとても深いので、内臓整体と組み合わせることで相乗効果が期待できます。
※2017年７月に心斎橋より本町に移転しました。
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