第３回目は･･･

前回から本格的な実技指導に入りましたが、前回は受講者さんを台にして私が実演しながら説明しただけだったので、今回は私を台にして受講者さんに実際に手技をしてもらいながらレクチャーを進めました。


１．隔膜解放(骨盤隔膜・横隔膜・胸郭出口・頭蓋底隔膜)
脳脊髄液の循環を妨げる４つの隔膜を開放させるテクニック。
手を添えているとそれぞれの隔膜がぐにゃぐにゃと(？)動き出すので、それを感じて動きについていくとぐにゃぐにゃした動きがおさまります。動きがおさまればOK。
かなり特殊な感覚なのではじめは難しいかもしれませんが、この動きがわかればしめたものです。
今回の受講者さんはかなり感覚の鋭い方で、何度か試しているうちに「なんとなーく」この動きを捕まえられるようになったみたいです
ちなみに私はこの動きがわかるまで半年はかかりました

２．静脈洞テクニック
大部分の脳脊髄液は最終的に静脈洞に再吸収されるので、静脈洞の流れを促進させるために行うテクニック。
アタマの固いヒトにはかなり有効。
これだけで眠ってしまうヒトもいます。
アタマがふわふわしてくる、軽くなってくる感覚を感じましょう！

３．静止点(CV４テクニック)
クラニオセイクラルセラピー(10step)の中でもキーとなるテクニック。
クラニオセイクラルリズムを静止点に誘導することでリズムの振幅を大きくできます。
また、脳幹という自律神経の中枢に刺激が入ることで、深いリラックス状態に導くことができます。
レム睡眠に導かれるのも、このＣＶ４を施している時が最も多いようです。
後頭骨上で手の形を落ち着かせるまでかなり苦労をされていましたが、最後にはなんとなくコツをつかまれたようでした